PTSD(心的外傷後ストレス障害)

強い精神的ストレスを引き起こす怖い体験

強い精神的ストレスを引き起こす怖い体験

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じることがあります。
震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています。
突然、怖い体験を思い出す、不安や緊張が続く、めまいや頭痛がある、眠れないといった症状が出てきます。
とてもつらい体験によって、誰でも眠れなくなったり食欲がなくなったりするものですが、それが何カ月も続くときは、PTSDの可能性があります。
ストレスとなる出来事を経験してから数週間、ときには何年もたってから症状が出ることもあります。こうしたストレスから脳内の活動に支障をきたしうつ病を併発するケースもあります。
※厚労省サイト『こころ病気を知る』から引用。

特徴的な症状は、再体験症状、回避、過覚醒

再体験症状
ふとした時に思い出したくない体験や記憶が突然思い出され、あたかもその時に起こったことをもう一度体験したようなイメージに陥ったりします。
トラウマ(心的外傷)を思い出させるようなきっかけにふれた時に急に思い出したり、感情が不安定になったりします。
回避
トラウマになった出来事を思い出す状況を避けようとすることです。
交通事故を起こしたドライバーが車を運転出来なかったり、川や海で溺れて生死をさまよえばお風呂などの水が怖くなったりする場合もあります。
回避がひどくなると自身が不快な気持にならないように感情が麻痺することもあります。
また一時的な記憶喪失になる場合もあります。
過覚醒
PTSDになると世の中が危険に満ちていると感じることがよくあります。
危険を感じて心身ともに警戒する状態が続き、その緊張状態が続くとストレスに感じることもあります。
渡邊 真也

監修

渡邊 真也(わたなべ しんや)

2008年大分大学医学部卒業。現在、品川メンタルクリニック院長。精神保健指定医。

当院では、身体に負担をかけない新たなストレス治療、「磁気刺激治療(TMS)」を行っています。
リラックスして治療を受けられますので、品川メンタルクリニックでストレスをコントロールしていきましょう。

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